こんにちは☆
リアルタイムは世界一周を終えて日本に帰国しています!
2013年11月7日〜2016年8月5日まで、2年9ヶ月889日間世界一周の旅をしていました☆
訪れた国は63か国、訪れた町は350か所以上♪そんな人のブログです(‘∀’●)
=一周目のルート=
日本→メキシコ→キューバ→メキシコ②→グアテマラ→ホンジュラス→グアテマラ②
→エクアドル→ペルー→ボリビア→チリ⇔アルゼンチン→チリ→日本①→中国→モンゴル→ロシア
→エストニア→ラトビア→リトアニア→ポーランド→チェコ→ハンガリー→クロアチア
→ボスニア・ヘルツェゴビナ→クロアチア→モンテネグロ→アルバニア→マケドニア→ギリシャ
→ブルガリア→イタリア→バチカン市国→スペイン→モロッコ→ポルトガル→フランス→ドイツ→日本②
→ヨルダン→エジプト→スーダン→エチオピア→ケニア→タンザニア→マラウイ→ザンビア
→ジンバブエ→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ共和国→レソト→南アフリカ→マダガスカル→南アフリカ
→日本③→ベトナム→タイ→ラオス→カンボジア→タイ②→ミャンマー→タイ③→ベトナム②→日本④
=二周目のルート=
日本→アルゼンチン→チリ→アルゼンチン②→ウルグアイ→アルゼンチン③→パラグアイ→ブラジル→アメリカ合衆国
→エクアドル→コロンビア→ベネズエラ→コロンビア②→ベネズエラ②→キューバ②→メキシコ③→ベリーズ→グアテマラ③→メキシコ④→カナダ→中国②→タイ④→インド→ネパール→インド②→スリランカ→日本帰国(GOAL)
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にほんブログ村【2016年06月19日】マナリ→レー
どの車よりも遅れてやってきた私の車は見た感じ現地の男の人しか乗っていない感じで、
なんだか一気に不安になった。
インド人をひとくくりにしてどーのこーの言うのは失礼な話なのはわかるけど、
インド=レイプ大国みたいなイメージはやっぱり心のどこかにある。
真夜中、バスという密室、全員インド人男性多少なりとも恐怖心が芽生えた。
さっきまでたくさんいたバックパッカー達はここにはいなかった。
絶対ハズレカーを引き当てたと思った。
車内を注意深く観察しながらたった今犬におしっこをかけられたコロコロちゃんを引きずって車へ歩み寄る。
すると横からひょいっとコロコロちゃんを引き上げて積み込みをするドライバーに渡してくれた人がいた。
今まで一緒に待っていた男の子。
彼にあなたもこの車?と聞くとうなずいた。
よかった…
できれば女子がよかったけど、
同じバックパッカーの人が一緒に乗るということで少しだけ安心した。
車の中にはインド人男性が5人乗っていた。
そしてイスラエル人のネギー、私の2人を追加して車は走り出した。
この時ろくに会話もしなかったネギーがのちに
命の恩人になるということは当然この時は知らない。
このままレーまでこのメンバーで行くんだろうか。
空き空きの車内、他の車は満席だったのにこの車なんか問題ありなんじゃ…そう不安になったけど、
少し走ってニューマナリのホテルでインド人夫婦を乗せた。
高そうなホテルからご夫婦が乗ってきたことで私はさらにホッとした。
そのあともう少し走ってヴァシシュトでイギリス人のバックパッカーカップルを乗せてさらにホッとした。
その代わり時間が経っても経っても未だマナリのそばをウロウロしていて、
18時間なんかじゃ絶対に到着しないだろうと思ったけど。
そしてさらに走ったどこかわからない場所でインド人の女性を乗せた。
このメンバーでレーを目指すようだ。
このあとの話が少しでもわかりやすくなるように車の中の位置関係を書いてみた。

これ、左手で書いたから。
(*°∀°)=3後ろのインド人5人が最初から乗っていた人たち。
そのあと助手席のイスラエル人ネギー、その後ろにゆきんこ、次に乗り込んできたインド人夫婦、
その後ろにイギリス人のバックパッカーカップル、そして最後に乗り込んできた私の後ろのインド人女性。
このメンバー覚えてね。
このさき18時間以上はこのメンバーで行くからね!!笑
全員を乗せて走り出してやっと安心した私はいつの間にか眠りについた。

寒くて目を覚ました時には私はすでに絶景の中にいた。
どこか違う世界にワープしたかのような感覚になるぐらい。
マナリ〜レーの道のりは絶景が見られる
じゃなく、
絶景しかないネットで調べるとそう書いている人がいた。
おそらくまだ走り始めたばかりのこの場所で、これほどまでに目が覚めるほどの圧倒的な絶景。
この先こんな景色が延々続くなら、
私はもう眠る暇なんてないだろうと思った。

そしてここで最初の休憩。
そして早速の青空トイレ。
覚悟はしていたけどまさかの朝イチ早速青空トイレ。
なかなかハードルが高い。
標高が上がったから震えるほど寒い。
いきなりの青空トイレに引き気味、旅歴2年半にも関わらず旅力低過ぎの私。
ここですべきか否か。
次の休憩がいつかもわかんないけど、できればしたくない。
躊躇しているとインド人夫婦の旦那さんが、
もしトイレに行きたかったらみんなについて行っておいで!と背中を押してくれた。
そして女性陣でテキトーな場所へ向かう。
出会ってろくに会話もしていない中で連れション仲間になった。
初っぱなから青空トイレだったことで、この先の道のりがいかに過酷かを悟った。
でもこのあと起こることを考えると外でトイレをすることなんて屁でもないことだったけど。。。

6:00、朝食休憩。
マナリ〜レー間、ちょいちょいチェックポイントがあって、ツーリストはパスポート提示を求められる。
と言ってもドライバーさんがすべてしてくれるからパスポートを預けて終了だけど。
朝食はインド人夫婦と私の後ろの席のインド人女性と一緒に食べた。
なにタイムなのかわからずキョトンとしている私に声をかけてくれて超嬉しかった。
何を頼んでいいかまったくわからない私を助けてくれた。
4時間経って走行距離はわずか70km。
標高は3200mぐらいまで上がっていた。まだまだ先が長い移動、いい人達がいてよかったなと思った。

時には山道を羊をかき分けながら進んでいく。
9:00、3度目の休憩。
再びパスポートチェック。

素晴らしいロケーション。
全然寝てなかったけど、ここまでの道のりも寝たらもったいないと思うぐらいの絶景で一睡もしなかった。

これが私たちが乗っている車。



時刻は10:00、相変わらず私たちは絶景の中にいた。
ふと視界に入る光景に違和感を覚えた。
私の前方、助手席に座るネギーがやたらとドライバーを見ている。
ネギーなんかドライバーさんに聞きたいことでもあるのかな…??
それならただただ見てないで聞けばいいのに。シャイ??外国人にしては珍しいな。
最初はそう思った。
でもあまりの頻度でドライバーさんをチラ見するからなんだか気になった。
!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!2度見?3度見!?凝視!?私は凍りついた。
ウソ!?ウソでしょ!?
ドライバーさんが寝ちゃうーーーーー!!!!!!いやいやいやいや
まてまてまてまて
ちょっとーーーーー!!!!!
勘弁してーーーーー!!!!!
ここどこだと思ってんの!?
こんな道!!
あんた寝たら死んじゃうの!!!!!"船を漕ぐ"日本にはそんな言葉があるけど、
ドライバーさん、今まさにそれなの!!!!!
ゆーっくりスローモーションで瞬きをしちゃってる!!
もう、この車はいつ事故ってもおかしくない!!!!!ネギーから私へ、私からその横のインド人夫婦へ、
そして数分後には車内にいる全員が状況を理解した。
ドライバー、もうそろ寝るヽ( ̄д ̄;)ノ私たちはドライバーさんが寝ないように必死でサポートをした。
糖分、糖分をあげた方がいい。
次々と後ろの席からネギーへと食料が手渡され、ネギーからドライバーさんへ渡された。
絶景過ぎて眠れないどころじゃない。
不安過ぎて眠れないって!!!!!!!その後も一進一退だった。
ちょっと目を離したらドライバーさんは目をつぶった。
あり得ないけど、本当の話だ。
ガードレールもなにもない断崖絶壁の道路を寝ながら運転している。
ドライバーさんは1人しかいない。
18時間も運転するのに交代ドライバーがいない。
居眠り運転が起こっても不思議じゃない状況なのかもしれない。
ただ、10時って早くない!?もう!?
だってまだ全然半分も進んでないんだよ!?
あまりにもほど遠いレーとすでに眠過ぎのドライバー。
もう絶望的過ぎて、今まで2年半平和に旅をしてきた私は初めて死の恐怖を味わっていた。
冗談じゃなく、本当に
ここで死んじゃうかもしれない、そう思っていた。
だって、
ドライバーさん!
あともう少しでレーに着くから頑張って!!私たちはそんな場所にいなかった。
この先まだまだ運転しなきゃいけない状況なのに、もうすでに寝かかってるドライバーさん。
絶望的過ぎるヽ( ̄д ̄;)ノ半分眠りながらもドライバーさんは車を走らせた。
グイグイ山を登って標高は4900mぐらいまできていた。

私は大丈夫だろうと思って高山病の薬は飲んでいなかった。
トイレ行きたくなさ過ぎで水分も超控えていたからやばいかなと思ったけど少し頭が痛いかな…ぐらいで全然大丈夫だった。
が、車内が異様な臭いに包まれ、
後部座席で嘔吐している人がいることをすぐに理解した。
標高4900m付近はインドとは思えないぐらいの寒さ、まだ雪が残っているぐらい。

こんな標高の場所をチャリで走っている人がいるなんてすごい。
どれほどのトレーニングをしたらそんなことができるんだろう。
いや、そんなことのん気に思っている場合じゃない。
我らのドライバーはもう寝ちゃいそうだ。

雪水が流れて小さな滝みたいになっているところで休憩しようとインド人の旦那さんが言ってくれた。
先を急ぎたい気持ちはあるけど、ドライバーさんに無理をさせて事故ったら元も子もない。
ドライバーさんは超冷たい雪水でじゃぶじゃぶ顔を洗った。
マジでもう頭から水浴びしてくれと思った。
その場所で撮った1枚。

右からイスラエル人ネギー、イギリス人トム、インド人夫婦の旦那さんサミール、インド人スラジ&サウラブ、インド人の奥さんアルチャナ、そしてスッピンメガネのゆきんこ(*°∀°)=3
この時すでに私たちの結束力は強くなっていた。
ドライバーを寝かさず生きてレーに到着する共通の目的によってさらに強くなったのだ。
冷水で顔を洗って少しはリフレッシュできたかと思ったけど、
彼の眠気はそんなことでなくなるようなそんなものじゃなかった。
ネギーがかなりの頻度で肩を叩いたり、揺すったりしなければ寝てしまうぐらいだった。

私たちの命はドライバーさんではなく、ネギーが握っていた。
夜中の2時に出発して、みんな眠い。
時々起きて時々寝る、みんなそんな感じだった。
恐怖時々睡魔、そんな感じなんだろう。
でも私はまったく眠れなかった。
だって、ネギーだって絶対眠いはずだもん。
ネギーが寝ちゃったらドライバーさんも寝ちゃう。
それは死を意味している。
私はネギーありがとうと思いつつこっそりネギーをサポートしていた。
私は予備だ。
ネギーが寝ちゃったら私は斜め後ろからドライバーさんが寝ないように肩を叩こうと思っていた。
なんてこったヽ( ̄д ̄;)ノ
こんなドライブってある!?後部座席では延々嘔吐が繰り返されていた。
標高5000m、誰が高山病になってもおかしくない。
私は注意深くまわりを観察していた。
平気な人が多ければ多いほど戦力が増える。
眠りかけのドライバーさんを抱えて全員がグロッキーになったらもう本当に終わりだと思った。

12:30、10時間が経過してまだ半分の距離もきていなかった。
もともと予定通り18時間の所要時間でも到着は20時。
夜着が怖かったけど、それどころじゃなかった。
どんなに時間がかかってもいい。
一旦ドライバーさんに仮眠をとってもらいたい、誰もがそう思っていた。
その後すぐにお昼ごはん休憩。

ドライバーさんの様子をうかがっていたスラジが、
ドライバー寝たよ!と言った瞬間全員でハイタッチをした。
もうね、それぐらい追い込まれていた。
とにかく少しでもいいから寝てくれ、ホントそんな感じ。
そして私たちは和やかにお昼ごはんを食べていた。
アルチャナのお母さんが作って持たせてくれたというインドの家庭料理&スイーツもみんなで食べた。
後部座席のグロッキーな人、その友達2人は今まで1度も車を降りてきていなかったけどグロッキーさんを除く2人は私たちのところには来ず、近くのレストランにでも行ったようだった。
しばらくしたあと、
後部座席から歩いて車を降りようとするグロッキーさんがたまたま目に入った。
やっと車を降りる気になったか…
大丈夫かな…
なんとなーく目で追っていたら、
ドサッ。その人が車から降りた瞬間、そのまま横向きにぶっ倒れた。
!!!!!!!!!!!!!私は立ち上がって彼の方を指差して叫んだ。
人が倒れた!!!!!!!!!!!!!!!!!!居眠りドライバー、高山病でぶっ倒れたメンバー、
私、寿命縮まりそうです( TДT)続きはまた明日!!
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テーマ:世界一周
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